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2023.12.04RECOG

非言語(ノンバール)コミュニケーションとは?重要性や種類、活用例までわかりやすく解説


【目次】


非言語コミュニケーションは、言葉以外の方法で情報を伝達するコミュニケーション手段です。このコミュニケーションの重要性は、特に組織内のコミュニケーションや部下との関わりにおいて顕著になります。

例えば、ジェスチャーや表情、身体の姿勢などが含まれ、これらは文化や国によって異なることがあり、非言語コミュニケーションの効果的な活用は、より深い理解と関係構築に寄与します。

本記事では、組織内での非言語コミュニケーションの効果的な活用方法とその重要性を解説します。

非言語コミュニケーション・ノンバーバル・コミュニケーションとは

非言語コミュニケーション、またはノンバーバル・コミュニケーションは、言葉を使わずに情報を伝達するコミュニケーションの形態です。このコミュニケーションの特徴は、身体言語、表情、目の動き、姿勢、ジェスチャーなど、視覚的または身体的な要素によって情報を伝えることにあります。非言語コミュニケーションは、言葉だけでは伝わりにくい感情や態度を表現するのに重要な役割を果たします。

また、組織内のコミュニケーションや部下との関わりにおいては、非言語コミュニケーションの理解と適切な使用が、より効果的なコミュニケーションと信頼関係の構築に不可欠です。

非言語コミュニケーションの理解と適切な使用は、より効果的で豊かなコミュニケーションを実現する鍵となります。

非言語コミュニケーションの種類

米国テキサス大学の名誉教授マーク L.ナップによれば、非言語コミュニケーションは7つのカテゴリーに分類されます。これらは、私たちの日常的なコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしています。

1つ目は「キネシクス」、つまり身体言語やジェスチャーです。

2つ目は「プロクセミックス」、つまり個人の空間の使用方法。

3つ目は「ハプティクス」、触覚を通じたコミュニケーション。

4つ目は「アピアランス」、つまり外見や服装。

5つ目は「アーティファクト」、個人的な物品やアクセサリーの使用。

6つ目は「エンバイロンメント」、つまり環境や周囲の設定。

最後の7つ目は「パラランゲージ」、声のトーンや速度など、言葉自体以外の声の特徴です。

ナップ教授のこの分類は、非言語コミュニケーションの理解を深め、より効果的なコミュニケーションスキルの習得に役立ちます。

それぞれ、具体例を上げて詳しく見ていきましょう。

1.身体動作

身体動作は非言語コミュニケーションの中でも特に重要な要素です。これには、ジェスチャー、表情、目の動き、姿勢などが含まれ、人々の感情や意図を伝えるのに用いられます。

例えば、うなずく動作は同意や理解を示す一般的なサインです。また、腕を組む姿勢は防御的または閉鎖的な態度を示唆することがあります。笑顔は親しみや好意を表現し、目を見ることは注意を払っていることを示します。これらの身体動作は、言葉と組み合わせることでコミュニケーションの意味を強化し、より深い理解を促進します。しかし、上司と部下の関係では、これらの動作の解釈が異なることがあり、特に職場内のコミュニケーションにおいては、相手の立場や感情を考慮した適切な身体言語の使用が重要です。

2.プロクセミックス

プロクセミックスは、非言語コミュニケーションの一環として、人々の空間の使用や距離感に関する研究で、この概念は、人々がどのように個人的な空間を認識し、他者との物理的な距離をどのように管理するかに焦点を当てています。プロクセミックスは、コミュニケーションの文脈、関係性、文化的背景によって異なる空間の使用を理解するのに役立ちます。

例えば、個人的な空間の概念は文化によって大きく異なります。一部の文化では、人々が互いに近い距離でコミュニケーションを取ることが一般的ですが、他の文化ではより広い個人的な空間が必要とされます。また、ビジネスの環境や公的な場では、よりフォーマルな距離感が保たれることが一般的です。

プロクセミックスは、非言語的なメッセージを伝えるためにも使用され、誰かが他人に近づくことで親密さや関心を示すことがあります。逆に、距離を取ることで不快感や拒絶を示すこともあります。

3.接触行動

非言語コミュニケーションにおける接触行動は、人間関係や感情の伝達において重要な役割を果たします。この接触行動には、握手、ハグ、肩を叩く、背中を抱くなどの身体的な接触が含まれます。これらの行動は、親密さ、支持、慰め、または権力関係を示すことがあります。

例えば、握手は一般的に信頼と尊敬のジェスチャーとして認識され、ビジネスの場や公式な挨拶において用いられます。ハグはより親密な関係を示し、友情や愛情の表現として用いられることが多いです。一方で、肩を叩くなどの軽い接触は、励ましや友好のサインとして使われることがあります。

接触行動はビジネスのシーンで意味が大きく異なるため、特に注意が必要です。

4身体の特徴

非言語コミュニケーションにおいて、身体の特徴は重要な役割を担っています。これらには、外見、顔の特徴、身長、体型、髪の色やスタイルなどが含まれ、人々が他者に与える印象やメッセージを形作ります。例えば、清潔感のある服装や整った髪型は、信頼感や真面目さを示す一方で、カジュアルな服装や自由な髪型は親しみやすさや創造性を表現することがあります。

また、身長や体型も、人々の自己認識や他者からの認識に影響を及ぼすことがあります。これらの身体の特徴は、言葉とは独立して、または言葉と組み合わせて、コミュニケーションの一部として機能します。特に初対面の場合や、言葉が通じない状況では、身体の特徴が第一印象に大きく影響することがあります。ただし、これらの特徴に基づく判断は、文化的な背景や個人的な偏見に影響されることがあるため、注意が必要です。

5人工物の使用

非言語コミュニケーションにおける「人工物の使用」は、個人が身につけるアクセサリーや持ち物など、物理的なオブジェクトを通じてメッセージを伝える手段です。これには、ジュエリー、時計、眼鏡、服装の選択、バッジ、ハンドバッグなどが含まれ、これらの人工物は、個人のアイデンティティ、社会的地位、所属、価値観、さらには気分や態度を表現するのに用いられます。

例えば、フォーマルなスーツやビジネスカジュアルな服装は、プロフェッショナリズムや信頼性を示すことがあります。一方で、カジュアルな服装や個性的なアクセサリーは、創造性や自由な精神を表現することがあります。また、特定のブランドの製品を使用することで、そのブランドが持つイメージや価値観に自らを結びつけることもあります。

人工物の使用は、言葉を超えたコミュニケーションの手段として機能し、他者との関係構築や自己表現の一助となります。

6環境

非言語コミュニケーションにおける「環境」の要素は、コミュニケーションが行われる物理的な空間やその設定が、メッセージの伝達や受け取り方に与える影響を指します。これには、部屋のレイアウト、照明、色の使い方、温度、家具の配置、装飾品などが含まれます。これらの環境要素は、コミュニケーションの文脈を形成し、参加者の気分や行動に影響を与えることがあります。

例えば、明るく開放的な空間は、リラックスした雰囲気を作り出し、オープンなコミュニケーションを促進することがあります。一方で、暗く狭い空間は、よりフォーマルな印象を与え、参加者の行動に制約を与えることがあります。会議室のテーブルの配置や座席の配列も、議論の流れや権力関係のダイナミクスに影響を与えることがあります。

環境は、言葉を超えたコミュニケーションの手段として機能し、参加者の感情や行動に微妙な影響を与えることがあります。

7近言語

近言語、またはパラランゲージは、言葉そのものではなく、話し方や声の特徴に関連する非言語コミュニケーションの一形態です。これには、声のトーン、音量、話す速さ、ためらい、笑い声、ため息などが含まれます。これらの要素は、言葉の意味を補完し、強調する役割を果たし、コミュニケーションに深みと感情を加えます。

例えば、同じ言葉でも、声のトーンが高い場合は興奮や喜びを、低い場合は真剣さや悲しみを表すことがあります。また、話す速さは、緊張や落ち着き、急ぎやリラックスを示すことがあります。ためらいや間を持たせることは、不確実性や思考のプロセスを反映することがあります。

近言語は、言葉の内容だけでは伝わらないニュアンスや感情を伝えるのに非常に効果的です。

メラビアンの法則「7-38-55ルール」・「3Vの法則」とは?

「メラビアンの法則」における「7-38-55ルール」は、コミュニケーションにおける非言語的要素の重要性を示しています。このルールでは、コミュニケーションの効果は、言葉自体(言語的内容)が7%、声のトーン(声質)が38%、非言語的行動(身体言語)が55%とされています。これは、人々が伝える情報の大部分は、実際の言葉よりも、声のトーンや身体言語などの非言語的手段によって伝えられることを意味しています。言葉の選び方だけでなく、どのようにそれを伝えるかがコミュニケーションの成功に大きく影響するとされています。

非言語コミュニケーションの重要性・効果

非言語コミュニケーションは、言葉だけでは伝えきれない多くの情報を伝達する手段です。このコミュニケーション形式は、個人間の関係構築、感情の共有、信頼感の醸成において重要な役割を果たします。

言語だけでは表すことができない空気を補完できる

言葉には限界があり、特に感情や雰囲気を伝える際には非言語コミュニケーションが不可欠です。身体言語、表情、声のトーンなどは、言葉の背後にある感情や意図を補完し、より豊かなコミュニケーションを可能にします。例えば、微笑みや目の合図は、親しみや同意を表すことができ、言葉だけでは伝わりにくい温かみや親密さを伝えることができます。

仲間や部下との信頼関係が構築される

非言語コミュニケーションは、チーム内の信頼関係の構築にも寄与します。共感的な聞き方、適切な目線の交換、身体言語を通じて、相手に対する敬意や理解を示すことができます。これにより、仲間や部下との間に信頼感が生まれ、より強固なチームワークが築かれます。特にリーダーシップの立場にある人は、非言語コミュニケーションを通じて、部下のモチベーションを高め、安心感を提供することが重要です。

相手の気持ちを深く理解できる

非言語コミュニケーションは、相手の感情や考えを深く理解するのに役立ちます。言葉では表現されない微細な表情の変化や身体の動きから、相手の真の感情や反応を読み取ることができます。これにより、より深いレベルでの共感や理解が可能となり、効果的なコミュニケーションが実現します。特に、対人関係やカウンセリングの分野では、非言語コミュニケーションの理解と適用が重要とされています。

非言語コミュニケーションの理解と適用は、言葉を超えた深いコミュニケーションを実現し、人間関係の質を高めるために不可欠です。これらのスキルを磨くことで、より効果的で意味のある対話が可能になります。

職場での非言語コミュニケーションの活用例

職場における非言語コミュニケーションは、商談、部下との1on1、採用面接など、多様なシチュエーションで効果的に活用されています。これらの状況では、言葉だけでなく、身体言語や声のトーン、表情などが重要な役割を果たします。

商談

商談の場では、非言語コミュニケーションが成功の鍵を握ります。自信のある姿勢、相手の目を見て話すこと、適切なジェスチャーの使用は、信頼感を築き、相手にポジティブな印象を与えます。また、相手の非言語的サインを読み取ることで、その人の興味や懸念を理解し、適切に対応することができます。例えば、相手が身を乗り出して聞いている場合、興味を持っているサインと捉え、さらに詳細な情報を提供することが有効です。

部下との1on1

部下との1on1の場では、非言語コミュニケーションを通じて、信頼関係を築き、オープンなコミュニケーションを促進することが重要です。共感的な聞き方、肯定的な頷き、適切な目の接触は、部下に安心感を与え、自由に意見を述べる環境を作り出します。また、部下の非言語的な反応から、彼らの真の感情や懸念を読み取り、適切なフィードバックやサポートを提供することができます。

採用面接

採用面接では、応募者の非言語コミュニケーションを観察することが、その人の性格や適合性を判断する上で役立ちます。自信のある姿勢、目の接触、表情などは、応募者の自信や熱意を示す指標となります。面接官自身も、開かれた姿勢や穏やかな声のトーンを用いることで、応募者をリラックスさせ、より本音を引き出すことができます。

職場での非言語コミュニケーションの適切な活用は、ビジネスの成功に直結します。これらのスキルを磨くことで、より効果的なコミュニケーションが可能となり、組織全体の生産性と満足度を高めることができます。

さらに、非言語コミュニケーションは、職場の雰囲気やチームの結束力を強化するのにも役立ちます。

例えば、リーダーが積極的な身体言語を使って部下を励ますことで、チームの士気を高めることができます。

また、細かなジェスチャーや表情を通じて、チームメンバー間の理解を深めることも可能です。

このように、非言語コミュニケーションは、言葉を超えて、職場のコミュニケーションと関係性を豊かにする重要な要素です。

まとめ

非言語コミュニケーションは、言葉だけでは伝えられない多くの情報を表現する強力な手段です。商談、部下との1on1、採用面接など、職場の様々なシチュエーションでその効果を発揮します。身体言語、声のトーン、表情などを通じて、信頼関係の構築、感情の共有、チームの結束力強化に貢献し、組織全体のコミュニケーションと生産性を向上させることができます。非言語コミュニケーションの理解と適用は、職場での成功に不可欠な要素です。

この効果的なコミュニケーション手法を実践することで、あなたの職場環境をより良いものに変えることができますので、是非、実践してみてください。

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